あけましておめでとうございます。

日曜日 , 3, 1月 2016 3 Comments

なかなか自分の勉強が捗らずにおりましたが、松下文法の勉強を今年元日より再開致しました。こうして皆様の前に公言するのもやるしかない状況を作らんとするためです。今更ではありますがtwitter(@kanbunpo)も始めました。よろしかったらフォローしてやってください。

吳康齋曰心是活物涵養不熟不免搖動只常常安頓在書上庶不為外物所勝安頓二字大有害儒者不徹性命大率繇此於搖動處正好下工夫尋向上去也

人それぞれ支那の古典を読む動機は様々でありましょうが、私の場合は、修養なり修己なりへの興味からでして、今朝もたまたま高子遺書を披いたところ左の如き一節が目に入りました。こういうところに私の興味といいますか、よく錬心したいと願っておる目当てがあるのでしょう。「安頓二字大有害」とあります。書物の上でいくら研究しても真の格物とはならぬ。そうではなくて「於搖動處正好下工夫尋向上去」(搖動するところに於いて正に好く工夫を下し尋いで向上しされ)と。心がハッと動くところ、そここそ勉強の為所だというのです。自分の意に反して心が動くのはあまり気持ちのいいものではありませんが、そういうところこそ勉強工夫してよく用心しろというのです。この言葉を服膺しつつ、また明日から仕事ですかな。

3 Comments
  • 十三郎 より:

    永山さん、明けましておめでとうございます!
    私は去年始めてこのサイトを発見しました。その時は随分驚喜しておりましたが、作者はもう長い間新たな文章を作ってなくて、ずっと残念に思っておりました。今更漸く新たな文章を作って、本当に楽しいデスネ。

    私は今、中国の大学で歴史を学習しておって、卒業以後日本の大学でに日中の漢文学の比較研究をしたいので、日本の漢文について常々資料を探しておりました。このサイトを初めて発見するのもその時です。作者様は日本人としてもこんなに漢文を熱心にしておって、またこんなに工夫をして学問を求めて、私は本当に感心させておりました。私も懸命に外国語を勉強しろうと思っております。

    なお、ご引用になった文書はこれまで読んだことはございません。ちょっと私たちのウェーブで探してみて、吳康齋の話は「明儒学案」の中で記載しておりました。後半の評語は見つけないので、ご後文を読んで、「高子遺書」(「こうじいしょ」と呼んでおりましたか?)の中の話と思います。その話の風格は「朱子語類」と最も似ておりました。この風格の文書は私たちにとって、「半文(文言、即ち漢文)半白(白話、文言に反して日常語で、この場合は、明朝の白話でござる)」という物でございます。「於搖動處正好下工夫尋向上去」の「正好」は「ちょうどいい」の意味で、「好」は独立の意味はないと考えております。

      

  • 永山裕介 より:

    大学で正統な学問的訓練を受けられておる人に読んでいただけるとは!至らぬところ多々あることと存じますが、忌憚無き意見お願いします!

    白話はなかなかやっかいですね。私も負けじと今年は文法の勉強に励んでまいりますよ。

    • 十三郎 より:

      永山様は本当に謙遜過ぎると存じます。永山様が読んだ書籍は私はこれ以前一度聞いた事もございません。日本の学者たちは本当に学問に深い工夫をして、色々な古典を読んでございました。私達当代の大学生は、様々のエンターテインメントに誘われ、古今東西の良い本を読む事を志すのに、とうとう何も完成できません。貴方が我が国の古典を読んで、本学問を真面目に探して、それは誠に我々学士の模範で言い過ぎません!

      「負けじと」と言うのは本当に日本人らしいですね!これは日本人しかござらない真剣精神ではございませんか。訓読法を依頼しで、このような不書面な文書を読んだら、本当に厄介になりそうですね。だが、真面目に「徹底白文主義」を貫いて、多くの(規範的な文言で書いた)古典を読んで、漢文の語感をできまして、その後このような「半文半白」の文書は読みやすくなるはずでございます。この故、劉知幾の「史通」、章學誠「文史通義」の2つ古典をお薦め致します。このような書籍は、学問も深いし、文言も規範的し(全文主に一字一意、余計な字はござらなく、訓読法によって「正好」適合と存じ)。この2つを限るとは言わなく、ただほかの物は私は存じません。我が学校の過去の随分有名な先生である蒙文通は「經學抉原」著し、その本は民国に出版したのに、本式に文言で書いたので、これも適合かもしれません。見つけなかったら、私にPDFのドキュメントがございますが、ぜひお助からせください!

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